58期1年生は、11/7(木)・11/14(木)の二週連続で人権HRを行いました。11/7は部落差別問題学習のため「バリバラー水平社宣言100年」という映像教材を視聴しました。
生徒の感想文には「水平社が設立されるまでは、被差別部落の人々は自分たちが差別を受けていることすらわからず、劣悪な環境が当たり前だったことを知り、驚いた」「水平社ができる前は、差別の責任は差別される側にあるとされていたが、水平社ができて差別する側の問題だと訴えたことが、差別解消の第一歩だったとわかった」など、率直な意見が寄せられました。また大阪の松原高校では、被差別部落出身かつ障がいのある生徒を「準高生」として受入れてきた歴史があることも映像から知りました。マイノリティーの尊厳を取り戻す取組みについて学ぶことができ、視野が広がったと思います。
11/14は本校体育館にて、日本LGBT協会代表理事・清水展人(しみずひろと)さんを講師にお招きし、「男らしく、女らしくよりも 自分らしく」というテーマでお話を聞きました。LGBTの当事者である清水さんが、小中高時代に学校や公共の場で感じてきた生きづらさ(制服、水泳の授業、健康診断、公共のトイレetc…)や、さまざまな葛藤、苦しみについて直接、具体的にお聞きする貴重な時間になりました。また、大学~社会人にかけて築いてこられた人間関係の中で「人の心のサポートがしたい」という志を抱いたことや、「自分らしい生き方を選んだから出逢えた幸せ」というお言葉に、力をもらった生徒も多かったと思います。
今回の人権HRで学んだことを今後の学校生活に生かし、違いを認め合い、自分らしく頑張れる学年であって欲しいと願っています。(人権教育推進担当・1年4組担任)